アイリストの給料は低い?手取りや相場はどのぐらいか徹底解説!

アイリストになって、お客様の目元やまつ毛を美しくしてあげたと思う方もいます。

素晴らしいことですが、職業としてアイリストになったとき、どのくらいの給料が得られるのかも気になるでしょう。

果たしてアイリストの給料は低いのか高いのか。

今回は、この問題を考えてみます。

アイリストの給料は低い?

アイリストの給料は低いのでしょうか。

実際の給料の額を確認して、判断してみましょう。

 

経験者か未経験者か?

アイリストになる方が経験者か未経験者かでも給料の額が多少変わります。

未経験者の場合、給料20万円くらいからスタートすることが多いようです。

これは基本給であり、この他に歩合給がつくこともあるので、もう少し給料が上がることがあります。

この数字を見ると、必ずしもスタート給料が低いわけではありませんね。

未経験のアルバイトアイリストの時給は1,000円くらいからで、1,200円以上などの場合もあります。

次に経験者のアイリストの場合の給料です。

経験者は即戦力としても期待され、即売上を上げやすいことから。スタート給料も未経験者よりやや高く22万円くらいです。

地域によっては、それよりも数万円アップすることもあります。

経験者のアルバイトの時給は1,100円くらいからで、中には1,400円以上というケースもあるようです。

 

研修期間中の給料はどうなる?

サロンにもよりますが、アイリストの研修期間は通常1~3ヶ月くらいです。

この期間は無給になるのかというと、そんなことはあまりなく、給料が支給されます。

ただ本稼働する前の状況ということもあり、給料の額が抑えられたり、本来月給で支払われるべき給料が時給制になったりすることはあります。

 

働き方の違い

アイリストとしてどのように働くかでも給料が違ってきます。

それぞれの働き方毎の給料相場を確認してみましょう。

ここでは「アイリストの給料はどれくらい?経験別・働き方別に給料や年収の相場とあわせて収入アップの方法を紹介! | モアリジョブ」というサイトを参考にしてみます。

 

正社員アイリストの給料

まず、正社員アイリストの給料相場を紹介しましょう。

正社員 月給下限 月給上限
スタッフ 220,038円 364,256円
店長(候補) 237,469円 343,878円

※2025年4月現在

平均年収は240~360万円となっていて、低いわけではありません。

中には年収で500万円以上稼いでいる方もいます。

ボーナスについては、支給するサロンと支給しないサロン、もしくは条件付きで支給するというところもあります。

ボーナスの金額には差がありますが、数万円から数十万円と言ったところでしょうか。

この点に関しては求人情報をよく確認した上で、応募するといいでしょう。

 

アルバイト・パートアイリストの給料

アルバイト・パートアイリストの給料は通常時給換算で支給されます。

相場を見てみましょう。

アルバイト 時給下限 時給上限
スタッフ 1,135円 1,295円
店長(候補) 1,081円 1,445円

※2025年4月現在

アルバイト・パートアイリストの時給は地域毎の最低賃金との関係で定められることがよくあります。

都市部と地方部では最低賃金の額が違うので、それが時給にも反映されやすいです。

 

業務委託契約アイリストの給料

業務委託契約を結んだアイリストがいます。

業務委託契約とは、サロンと個人事業主として契約を結び、施術を提供しながら収入を得る働き方です。

サロンに来たお客様に対応するという点では従業員と同じですが、雇用契約関係にはなっていないので、自分自身で自由な働き方ができます。

この業務委託契約を結んだアイリストの給料は完全歩合制で支払われるのが普通です。

相場は施術料の40~60%程度。

リジョブでは次のような給料相場を挙げています。

業務委託 月給下限 月給上限
スタッフ 175,000円 375,000円

※2025年4月現在

 

面貸しアイリストの給料

面貸しとは、サロンの余っている席をフリーランスアイリストに貸し出して、施術を行ってもらう形式です。

業務委託契約に似ていますが、両者には明確な違いがあります。

業務委託契約ではサロンに来店されたお客様の施術を個人事業主アイリストが行い、その収入分はサロンのものになります。

そのうちに何割かが個人事業主アイリストに歩合報酬として支給されるのです。

面貸しの場合は、フリーランスアイリストが自分で集客し、サロンの余った席で施術を行います。

空いた席を間借りしているということであり、給料はその施術代全てが該当されます。

ただし、サロンの空席利用代金として、売上の何割かをサロン側に納めなければいけません。

つまり、業務委託契約と面貸しの違いはこうなります。

働き方 業務委託契約 面貸し
給料形態 施術代はサロンのものになり、そのうちの何割かが歩合報酬として支払われる 施術代はフリーランスアイリストのものになり、そのうちの何割かを空席利用料としてサロン側に納める
お客様の集客方法 サロンに来たお客様に対応 自分で集客する

面貸しアイリストの給料相場としては、売上の60~80%程度が自分の収入になります。

残りの20~40%くらいを利用料としてサロンに納めることになるでしょう。

サロンの席利用料を時間指定で支払う場合もあります。

集客が効率よくできると、面貸しアイリストの方が業務委託アイリストよりも儲けられる可能性があります。

 

アイリストの給料は低くない

条件別にアイリストの給料相場を確認してみましたが、どのように感じられましたか。

給料が低い!或いはまずまず!など、いろいろな感想があるかとは思います。

ただ、特に給料が低すぎるということはありません。

働き方にもよりますが、一生懸命がんばれば、給料も増えることがあります。

 

アイリストの給料(収入)の内容

アイリストの給料相場を紹介しましたが、特に低いわけではないようです。

では、アイリストの給料(収入)にはどのようなものが含まれるでしょうか。

一つ一つ項目を確認してみましょう。

 

基本給

アイリストの給料の主要構成部分が基本給です。

完全歩合制などを除いて、正社員やパートやアルバイトには基本給が支給されます。

基本給の額は次のような要素によって変動します。

  • 経験年数☞未経験者よりも経験者の方が基本給が高いのが普通
  • 勤務地☞都市部のサロンの方が地方サロンよりも基本給が高い傾向にある
  • 雇用形態☞正社員の方がパートやアルバイトよりも基本給が高い
  • スキル☞スキルの高いアイリストの方が基本給が高くなりやすい
  • サロン規模☞大手サロンでは基本給が高くなることがある
  • 指名制☞指名制度を導入しているサロンでは、基本給が高くなることがある

 

ボーナス

アイリストの給料にボーナスが含まれることがあります。

支給される場合、回数は年に1~2回、金額は数ヶ月分となることが多いです

回数が多いところもありますし、個人の業績や成績次第という場合もあります。

一定のノルマを達成しないと、ボーナス無しになるサロンもあるそうです。

 

歩合

アイリストの給料が歩合で支給される場合もあります。

完全歩合制や一部歩合制などです。

歩合にはいくつかの種類があるので、確認してみましょう。

 

業績歩合

業績歩合とは、売上業績に対して一部の割合が給料として支給されることを言います。

大体その額は売上60万円以上で5%くらいです。

売上が多くなると、この割合も高くなりやすいです。

 

指名歩合

指名歩合とは、お客様から指名を受けたアイリストに支給される給料です。

金額はサロン毎に異なりますが、平均すると一人の指名があるたびに300円くらいもらえますね。

 

店販歩合

店販歩合は店販商品の販売額に応じて支給される給料です。

金額は売上の10%程度と言ったところです。

これらの歩合全てをアイリストの給料として支給するサロンもありますし、一部のみという場合もあります。

 

手当

アイリストの給料に手当が含まれる場合があります。

手当の種類としては、次のようなものがあります。

  • 通勤手当
  • 住居手当
  • 資格手当
  • 役職手当
  • 技術手当
  • 土日出勤手当
  • 皆勤手当
  • 残業手当など

これらのうちどの手当を取り入れるかや金額は各サロンが決めます。

 

福利厚生

アイリストの給料に福利厚生を含んでもいいでしょう。

福利厚生を提供しているサロンでは、次のようなものを用意しているものです。

  • 各種社会保険
  • 有給休暇
  • リフレッシュ休暇
  • 産休や育休
  • 社員割引
  • 資格取得支援
  • 独立開業支援など

その内容も各サロンが決めます。

 

給料を上げる努力をしよう!

アイリストとして勤めているときの給料が低いと感じることがあるかもしれません。

それなら、高くしたいですよね。

では、どうすればアイリストの給料を上げられるでしょうか。

いい方法がないか、考えてみましょう。

 

資格を取得する

アイリストの基本的な資格に美容師免許があります。

これはアイリストになるために必須の資格ですから、誰でも所有しています。

この資格があれば、アイリストの施術は一応できますが、十分ではありません。

プロのアイリストとして活躍するためには、さらに専門の民間資格も取得しておきたいところです。

そのような民間資格をいくつか紹介しましょう。

 

NEA 日本まつげエクステ協会|プロアイリスト検定

{NEA 日本まつげエクステ協会|プロアイリスト検定}はトラブルを起こさないための安全衛生、美しさ、数日後や数週間後もバラツキのでない繊細さを追求した技術力重視の検定試験です。

等級は次の4種類あります。

種類 試験内容
3級 学科対策講座:オンライン受講(4,400円)
学科試験:オンライン受験(5,500円)
実技試験:なし
2級 学科対策講座:オンライン受講(11,000円)
学科試験:オンライン受験(5,500円)
実技対策講座:認定講師による対面(33,000円)
実技試験:対面試験(7,700円)
1級 学科対策講座:なし
学科試験:なし
実技対策講座:認定講師による対面(33,000円)
実技試験:対面試験(7,700円)
認定講師 セミナー受講&受験:オンライン受講&オンライン受験(33,000円)
※講師認定は1カ月毎の更新制となります (更新料1,000円/月)

引用元:プロアイリスト検定®のご案内|NEA日本まつげエクステ協会 – NEA日本まつげエクステ協会

 

JLA 日本ラッシュアーティスト協会|資格認定 5STAR 技術評価試験

{JLA 日本ラッシュアーティスト協会|資格認定 5STAR 技術評価試験}はまつ毛エクステンションの技術評価試験です。

まつ毛エクステに関して基礎知識から理論、衛生管理などを学び、プロフェッショナルとしての知識やスキルを持つアイリストを育成するための試験制度になっています。

LEVELは1~5まであります。

LEVEL1は誰でも受験可能で、LEVEL5になると受験資格が5年以上の実務経験となり、かなり高度な知識とスキルを求められるでしょう。

 

JEA 日本アイリスト協会|まつ毛エクステンション技能検定試験

{JEA 日本アイリスト協会|まつ毛エクステンション技能検定試験}の等級は1級から3級まであります。

ただ、3級はまつ毛エクステンション事業を展開する事業所(サロン等)に従事する技術提供を行わない方用になるので、実践向きではありません。

美容師免許の有無も問われない等級になっています。

そのため、アイリストとして第一線で活躍したければ、1級か2級を取得しなければいけません。

2級はまつ毛エクステンション技術者として必要とされる「安全」をキーワードとした技術検定(実技試験)になっています。

1級はトップレベルのまつ毛エクステンション技術者として必要とされる総合的な技術及び知識(筆記試験)が要求されます。

以上、いくつかアイリストが取得できる民間資格を紹介しましたが、これらの資格は是非取得しておきたいところです。

それによってアイリストとしての実力が証明され、サロンやお客様からの信頼も大きく高まります。

そうなれば、給料アップもかなうでしょう。

 

各種スキルを磨く

アイリストとしての給料を上げたければ、様々なスキルを磨きましょう。

施術スキルを磨くのは当然ですが、その他にも接客やトークスキルも大事な要素です。

全体的なスキルを磨ければ、お客様の満足度も向上します。

その結果、以降指名してくれる可能性も高まるでしょう。

そうなれば、給料アップにも繋がります。

 

店販商品の売り上げを上げる

アイリッシュサロンによっては、様々な店販商品を扱っていることがあります。

まつ毛用美容液・ビューラー・まつ毛を傷めないクレンジングなどなど。

このような店販商品をアイリストがお客様に販売できると、それが給料にも反映されます。

つまり、店販商品の売り込みを上手に行えれば、給料アップにもなるということです。

 

地位を高める

アイリストとしての地位が高まると、給料も上がりやすくなります。

店長やチーフになるなどですね。

その方法として、サロン内で実績を積み、リーダーシップやマネジメント能力を評価してもらい昇格する、或いははじめから店長やチーフを求めている求人に応募するなどです。

同じアイリストでも、地位が高い方が給料も高くなります。

 

転職する

最近はアイリスの求人も増えました。

そのため、一定のスキルさえあれば、アイリストにとって好条件の転職先も見つけやすくなっています。

今の職場の給料などに不満があるときは、よりよい条件の転職先を探してもいいでしょう。

いくつか候補が見つかるはずですから、その中から選んでみれば、給料アップがかなう可能性があります。

 

フリーランスになる

アイリストとしての経験や実績を積んだ段階でフリーランスになると、給料アップを目指せる場合があります。

フリーランスになれば、施術代は全て自分のものになります。

もちろんサロン側に納める代金を計算に入れておかなければいけませんが、うまくいけば雇われアイリストよりも大きく給料アップすることができるでしょう。

 

独立開業してみる

アイリストとしての独立開業にはリスクもありますが、一定のスキルを確保し、一定の顧客数を維持できるのなら、成功する可能性があります。

そうなれば、給料の大幅アップとなる可能性もあるでしょう。

アイリッシュサロン開業に当たってはそれほど大がかりな設備は必要なく、それほど広いスペースがなくてもダイジョウブです。

それだけの独立開業のハードルは低いでしょう。

ただし、最初に述べたリスクがあるので、開業前の準備はしっかり行っておく必要があります。

 

集客力を高める

雇われアイリストの場合、集客は主にサロン側が対応します。

そのため、自分ですることはあまりないかもしれません。

しかし、店長についた、或いはフリーランスになった、独立開業したなどの場合、集客努力を自分がすることになります。

この集客が成功するかどうかが、給料に直接関係してくるでしょう。

そのため、集客アップのための様々な施策を実行しないといけません。

SNSやホームページ、ポスティングなどを始め、効果的な集客方法を考えてみてください。

 

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