まつ毛美容液の色素沈着に要注意!原因や対処法、予防策をまとめて解説

まつ毛にたっぷりの栄養を与えて、保湿や育毛に働きかける「まつ毛美容液」。

幅広い年代の女性に親しまれ、愛用者が増え続けているまつ毛美容液ですが、「色素沈着」のトラブルを頻繁に見聞きし、使用の不安や悩みを抱いていませんか?

そしてまつ毛美容液を使って、実際に色素沈着してしまった人も少なくはなく、原因や対処、予防策が知りたいところ。

今回はまつ毛美容液で色素沈着してしまうのはナゼなのか、気になる原因と安心の対処・予防策をまとめてご紹介しますので、透明感・色ムラのない目もとを目指す参考に役立ててくださいね。

目次

そもそも、色素沈着ってどんな肌トラブル?

化粧品かぶれや肌荒れ、皮膚トラブルなどで頻繁に見聞きする色素沈着ですが、まだまだどんな症状・原因があるのかわからない部分も多いのではないでしょうか?

まつ毛美容液をはじめ、色素沈着はスキンケアアイテム・コスメすべてに当てはまる皮膚トラブルで誰にでも起こり得るので、その原因や症状をしっかりと理解しておきたいもの。

ここでは色素沈着の基礎知識を具体的にチェックしてみましょう。

 

色素沈着とはそもそも?

化粧品かぶれなどが原因のイメージが強い色素沈着ですが、

  • 紫外線ダメージ
  • 活性酸素の大量発生
  • 肌への摩擦や刺激

といった、日常的に起こるほんのささいな原因で生じてしまいます。

上記3つが色素沈着の原因になってしまうのは、肌色を黒くくすませ、まわりの肌色とムラを生じさせてしまう「メラニン色素」を大量に作るため。

色素沈着ができると、まぶたは特に目立ちやすくくすんでいるところと本来の肌色のところに大きなムラ・差ができ、メイクではカバーできないほどの状態になることがあるのです。

 

色素沈着ができるメカニズムとは?

色素沈着ができてしまうのは、前項でご紹介したような原因により、過剰にメラニン色素が作られることが関係しています。

メラニン色素は適度なバランスでの生成であれば、皮膚を守る役割がありますが、紫外線・ストレス・皮膚への摩擦や刺激はメラニン色素を作る工場・メラノサイトの過剰な作用により、皮膚に黒い色が沈着して表面に浮かび上がり、肌をくすませて色ムラにつながってしまうのです。

 

まつ毛美容液で色素沈着するって本当?その原因は何?

まつ毛を保湿したり、育毛をサポートするまつ毛美容液なのに、まぶたにつくと色素沈着のリスクがあったり、実際のトラブルが少なからず報告されているのはどうしてなのでしょうか?

まつ毛美容液で色素沈着してしまうのは、使用量や配合されている成分、肌質や皮膚の状態など主に5つの原因が考えられています。

ここではまつ毛美容液の色素沈着について、よくある5つの原因を詳しくチェックしてみましょう。

 

原因その①|敏感肌、ゆらぎ肌によるもの

敏感な肌質や、環境や生理前、メンタル面の不調などによって一時的に肌がデリケートになるゆらぎ肌は、他の肌質に比べて化粧品の成分に敏感になりやすい傾向にあります。

低刺激性・無添加仕様ではないまつ毛美容液を選んだ場合は、敏感肌・ゆらぎ肌へのダメージが強いことで皮膚が炎症を起こし、赤みが黒っぽく、黄色っぽい色素沈着に変わってしまうことがあるのです。

 

原因その②|プロスタグランジン類似成分の影響によるもの

まつ毛美容液で色素沈着ができてしまうのは、「プロスタグランジン類似成分」の悪影響が関係しているのかもしれません。

まつ毛美容液の中には、まつ毛の成長を促す効果があるものの、色素沈着の原因となるメラニン色素生成を活発にする「ビマトプロスト」という成分使用の商品が少なくはありません。

この成分はプロスタグランジン類似成分のひとつで、メラニン色素の生成を活発にしてしまうことから、まぶたへの付着によりどんよりとした色素沈着ができやすくなるのです…。

 

原因その③|アレルギー反応によるもの

肌質が比較的丈夫であっても、どんな皮膚にも合わない化粧品成分が少なからず存在します。

まつ毛美容液に配合されている成分が肌質に合わないと、アレルギー反応を起こすことで赤みやかゆみ、炎症が出て色素沈着につながることが…。

そしてまつ毛美容液が原因のアレルギー反応の炎症は、

接触性皮膚炎 化粧品の成分に皮膚が合わず、かぶれや赤みが出る症状
炎症後色素沈着(PIH) 炎症が長引き、色素沈着の原因となるメラニン色素が過剰に作られる

というリスクの原因になることが。

意外に知られていないのですが、目もとは頬の1/3ほどの薄さしかないため、まつ毛美容液の成分がちょっとの刺激になったとしても、色素沈着や上記のような皮膚トラブルにつながりかねないのです。

 

原因その④|まつ毛美容液の過剰な使用によるもの

まつ毛が乾燥していたり抜けやすい、濃く太く長くしたいという気持ちに焦りがあると、まつ毛美容液を過剰に使ってしまうことがあるのではないでしょうか?

まつ毛美容液は商品は販売ブランドにかかわらず、どんな製品にも「目安・適切な使用量」があります。

この使い方を守れずに繰り返しまつ毛に塗布する過剰な使用は、まぶたに摩擦や刺激が加わることで目元の負担になったり、まぶたに強い成分がつきすぎてしまって肌が過剰に反応し、炎症からの色素沈着に変わることがあります。

まつ毛美容液は適量を守ることが育毛や保湿、ダメージケアの基本ですが、たくさん使う・塗布した方が効果的というイメージを持つ方がまだまだ多く、間違った使い方で色素沈着につながってしまうのです。

 

原因その⑤|まつ毛美容液の劣化、保管に問題がある

まつ毛美容液で色素沈着になってしまうのは、「まつ毛美容液の劣化、保管に問題がある」といった可能性が…。

どんなに上質なまつ毛美容液だったとしても、

  1. 数年同じまつ毛美容液を頻度バラバラに使っている
  2. 高温多湿の場所で保管している
  3. キャップをしっかりと閉め切っていない

という間違った保管・使い方をしていると、成分は変性し劣化することから、炎症やかゆみ、赤みの原因となって結果的に色素沈着につながるおそれがあるのです。

 

まつ毛美容液が原因の色素沈着を予防!商品選びのコツとは?

まつ毛のダメージをケアして、育毛や保湿が目的のまつ毛美容液ですが、思わぬ色素沈着のトラブル事情を知ると、選ぶのも慎重になってしまいますよね。

まつ毛美容液はラインナップがとても多いため、自身に合ったタイプの見極めが難しく感じてしまうでしょう。

ここではまつ毛美容液が原因の色素沈着を未然に防ぐ、安心に使える商品選びのコツをご紹介します。

 

低刺激性であること

まつ毛美容液が原因の色素沈着を抑えるためには、「低刺激性」に着目してみることがおすすめです。

低刺激性のまつ毛美容液は、デリケートな肌質・一時的なゆらぎ肌でも刺激や負担なく使える成分を配合し、添加物の使用を極力少なくしているという特徴があります。

商品パッケージやオフィシャルサイトには、低刺激性であるアピールポイントがほとんど記載されているため、選ぶ際はこの点にもちぇく黙しておくようにしましょう。

 

プロスタグランジン類似成分不使用の商品を選ぶこと

まつ毛美容液で色素沈着してしまうのは、くすみや肌の色ムラの原因となるプロスタグランジン類似成分によって、メラニン色素が過度に生成・皮膚表面に沈着するため。

この影響をなくすためにも、まつ毛美容液を選ぶ際にはプロスタグランジン類似成分・ビマトプロストが配合された製品を避けるようにしましょう。

まつ毛美容液には、主に以下のような刺激が少なく、肌への親和性が良いことで安心・安全に使える成分が多く使用されています。

商品のパッケージはもちろん、オフィシャルサイトでも全成分を確認して、プロスタグランジン類似物質不使用、以下のような天然・自然派素材の成分が使われているかを確認しておくと安心です。

ヒアルロン酸 まぶたの乾燥予防、傷んだまつ毛の修復に働きかける
セラミド バリア機能を高めてまぶたやまつ毛への外的ダメージをなくす
コラーゲン ハリ、ツヤ、コシ、しなやかさのあるまつ毛に導く
ケラチン サロン・専門店にてアフターケアに使われる、まつ毛の強度を高める
パンテノール ダメージに負けないまぶた、まつ毛を育む

 

まつ毛サロン・専門店の美容液を選ぶ

まぶたにやさしく、保湿や育毛効果の高いまつ毛美容液を選ぶためには、「サロン・専門店」の商品を選ぶことがおすすめです。

この理由は、実際にまつ毛パーマ後のアフターケアアイテムとして使用されていたり、アイリストによるおすすめポイント・デメリットの両方のアドバイスを受けながら自分に合ったアイテムかを見極められるため。

さらにまつ毛サロン・専門店で展開されているまつ毛美容液は、サロンやブランド独自の保湿・まつ育・ダメージケア成分が配合されているケースがあり、効果実感や安全性が高いと言えます。

実際にまつ毛パーマの施術を受けた時に、お試し的に使えたりオプションサービスとして提供しているサロン・専門店もあるため、プロ目線でおすすめの商品を使うことも、色素沈着予防のポイントになりますよ。

 

まつ毛美容液の色素沈着を予防!正しい使い方や保管のコツを伝授

まつ毛美容液で色素沈着が起こってしまうのは、塗布量や回数、保管などに問題があることをお伝えしました。

このような悪影響を避けてまつ毛美容液の色素沈着を予防すべく、正しい使い方や保管のコツをわかりやすくご紹介します。

 

商品パッケージやオフィシャルサイトの確認が基本

まつ毛美容液の使い方は、商品や販売ブランドによって細かな差があります。

正しい使い方は、商品パッケージやオフィシャルサイトに掲載がある方法が基本となるため、まずはこのふたつをチェックして早めに習慣づけるようにしましょう。

塗布量やタイミング、塗り方ひとつ間違っても色素沈着につながるおそれがあるため、商品詳細を確認することがファーストステップとなります。

 

色素沈着を防ぐまつ毛美容液の正しい使い方

まつ毛美容液の決してめずらしくはないウィークポイント・色素賃借を防ぐ、塗布量やタイミング、塗布の仕方などを具体的にご紹介します。

 

パッチテストのすすめ

まつ毛美容液を腕の裏側に塗布し、絆創膏やガーゼなどでやさしく覆って24時間そのままにする、パッチテストをしておくと合う・合わないの判断がつきやすくなります。

その後、絆創膏やガーゼを外した際に、かゆみや赤みなどが出ず皮膚のコンディションがいつも通り安定していた場合は、そのまつ毛美容液が合っている、刺激が出ないことのサインと言えるでしょう。

 

使用のタイミングと回数

まつ毛美容液を使う使用のタイミングは、朝や夕、または日中や夜と「1日1~2回」が目安となっています。

商品の使用タイミングを確認してから、塗布するタイミングを決めて置いた方が、安定的にまつ毛に栄養を与えて保湿・ダメージケアができるため、同じ時間での使用をルーティンにしましょう。

 

塗布量

まつ毛美容液の色素沈着にならない効果的な塗布量は、ブランドによって異なるものの、チップに液をつけた際、垂れない程度の量が目安となります。

過剰な量をつけすぎてしまうことが炎症や色素沈着の原因になるため、チップから液がたれない程度の量を目安に、塗り過ぎに注意しましょう。

 

お風呂上がりの使用を避ける

お風呂上がり後はすぐにスキンケア・ボディケアをするため、この流れでまつ毛美容液もセットで使おうと思うことがあるのではないでしょうか?

一見自然な流れに見えるものの、お風呂上がり後のスキンケア時にまつ毛美容液を使ってしまうと、体温・皮膚温度が上がって汗や皮脂が出やすいため、まつ毛美容液がまぶたのまわりにも広がって、色素沈着の原因になることが…。

お風呂上がりの汗や皮脂の影響を避けるためにも、まつ毛美容液は皮膚温度や体温が落ち着いたタイミングで塗布することがおすすめですよ。

 

目を擦る習慣をなくすよう注意する

無意識のうちに目を擦ってしまう、そんなクセがある方は意外に少なくはないでしょう。

まつ毛美容液を使いながら、目を擦る習慣があると、成分がまぶた全体に広がって色素沈着・かゆみや赤みの原因になることがあるため、目のまわりには触れない・極力擦らないよう意識してみましょう。

 

まつ毛美容液の保管のコツ、注意点について

まつ毛美容液で色素沈着をしてしまうのは、保管状態が悪く成分の変性や劣化、酸化が大きな原因…。

このような影響を避けるためにも、

  • 高温多湿を避け、涼しい場所で保管をする
  • キャップをしっかりと閉める
  • できるだけ早く使い切る

ことを心がけてみましょう。

まつ毛美容液は基本的に塗布する量が少なめなのでコストパフォーマンスが良いですが、同じ製品を数ヶ月・数年にわたって使うと、それだけ成分が変性・酸化し、かぶれやかゆみ、色素沈着の原因になることがあるため、注意が必要ですよ。

 

まつ毛美容液が原因で色素沈着になってしまったら?すぐに始めたいアイケア術

まつ毛美容液は、まぶたのとても狭い範囲に使うため、時に失敗して液がまぶたにもついたり、広がってしまうことがあるでしょう。

「気付くとまぶたのまわりの色素沈着が目立ち始めている…」

ここではそんな悩みを抱く方のために、すぐに始めたいアイケア術を詳しくお伝えします。

 

一時的に使用を控えて様子を見ること

まつ毛美容液で色素沈着に気付いたら、「一時的に使用を控えて様子を見ること」が安心です。

ホルモンバランスや心身の不調などがあると、肌がいつも以上にデリケートになってまつ毛美容液の色素沈着が出やすくなります。

そのまま使い続けてしまうと目もとの炎症やかゆみの悪化など色素沈着以外にもトラブルが出やすくなるため、体調や肌質、メンタル面、ホルモンバランスが落ち着くまで様子を見てみましょう。

1週間や10日間程度まつ毛美容液を使ってみても、肌状態が良くならない場合は成分が刺激になっている可能性があるため、他の商品に変えたりサロン・専門店に相談しながらプロおすすめのアイテム購入が安心です。

 

美白有効成分配合のアイクリームでケアする

まつ毛美容液が原因の色素沈着に気付いたら、「美白有効成分配合のアイクリーム」を活用してみましょう。

皮膚の薄い目もとにぴったりとフィットし、じわじわと浸透しながら色素沈着の原因となるメラニン色素の発生を抑え、透明感のあるまぶたに導きます。

以下のような美白有効成分は比較的低刺激で目もとの色素沈着に役立つため、製品選びの参考にしてくださいね。

アルブチン 炎症性色素沈着のケアに効果的
トラネキサム酸 色素沈着の原因、炎症を抑える効果が高い
ビタミンC誘導体 メラニン生成を抑え、コラーゲンを作りながら保湿効果も高める

 

おわりに

心配なまつ毛美容液による色素沈着でも、

  1. 正しい塗布量、使い方を守ること
  2. 保管に気をつけること
  3. 成分、安全性を見て選ぶ
  4. 肌質に合ったタイプのまつ毛美容液を選ぶ

というポイントを押さえておくことが本来の効果を実感するポイントになります。

まつ毛を伸ばしながらくるんとしたカールで魅力的な瞳に導く、本コラム運営元の「KATE stage LASH」の利用も合わせて検討し、大切なまつ毛・肌を守ったケアを心がけましょう。

 

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